notes

健康と病気、からだと心、治療と治癒について、読んだ本と考えたことの記録です。

Genie, I wish you free.

治癒って、自由になること。というお話の続き。

私もそうですが、人って自ら色々な制限を課して生きています。なんで、っていうのは、一言で言えば、自分がそれを望むからだと思います。

子どもの頃って、白線の上しか歩いたらだめ、みたいなことをよくやりましたが、あれと一緒です。楽しいからやってる。だから、やめるのもすごく簡単。もうやめた、って決めるだけです。

この「もうやめた」まで導くのが治療で、本人がそう決めれば、あとはもともと備わっている治癒力が働いて、治癒が起こる。

でもこの制限って、手放すのにすごく苦労します。私にも、まだまだ自分が大事に大事にしている制限がたくさんあると感じます。

それは、これまでの私には必要で、私をずっと支え、ここまで生かしてくれた大切な「幻想」なので、当然です。幻想だって私の一部ですからね。

でも私自身、治療によって、もうここから手を離しても生きていける、手を離したらもっと遠くまで行ける、もっと楽しいことに出会える、そう思えるようになってきたという実感があります。

人って、自分が本当にやりたくないことはやらない。よく言われる、全部自分で選んでる、というやつです。

自由になるというのは、治ることを選ぶ、ということです。そっちの方が楽しそうだから。